賭博性を薄らげるためなのか、近年のパチンコ業界の流れは年々変化しています。
まずテレビのコマーシャルをよく目にするようになりました。
一見、パチンコだとは気づかない内容のものが多いように思います。
実際に遊んでいる顧客などはコマーシャルの提供会社名で気づくようですが、縁のない人にはさっぱり分からないまま終わってしまうコマーシャルになっています。
これは今までのパチンコに対するイメージを変えたいという意図も含まれているようです。
実際、店舗も綺麗で明るく、入りやすい作りになっています。
また買い物帰りの女性客が楽しめるように、コインロッカー式の冷蔵庫や冷凍庫を設置したり、煙草の臭いを消す消臭シャワールームを設置しているパチンコ店もあります。
トイレなどは男性用はさほど変化はなさそうですが、女性用はちょっとお化粧直しに必要な綿棒やコットンがおかれていたり、ホテル並みのアメニティが用意されています。
このように店内や外観を変えるとともに、女性が楽しめる遊技台も設置を忘れてはいけません。
特に訪れる顧客の年齢層に合わせて、ただ最新の機器を置けば良いのではなく、高齢者や女性でもわりやすく、簡単に楽しめるような遊技台が必要になります。
昔のようにハイリスク、ハイリターンの機器が減った分、クリーンなイメージのパチンコ店を目指すパチンコ業界が求めるエンジニアは、長く多くのファンがつくような機器の開発です。
このようなヒット商品が出来ると、男性顧客だけでなく、高齢者や女性といった顧客を獲得出来ます。
高齢者は毎日でも来店するような人もいますし、女性も専業主婦などはかなりの頻度で訪れますので、このような長期的な顧客獲得に繋がるような機器を開発することも必要だと思います。